フローリングで近年人気の無垢床。
- 「無垢床で後悔している人はいないか」
- 「自分は後悔しないだろうか」
そんな不安を持っている人も多いと思います。
実際、私も家を建てる前に同じように検索していました。
ぴろりん子どもが3人いるわが家では「メンテナンスが大変」「傷がつきやすい」という口コミを見て、不安になりました…
結果、わが家ではヒノキの無垢床を全館採用して、2026年で4年目を迎えました。(1・2階のリビング・ダイニング・キッチンが無垢床。トイレはタイル、寝室は畳。)
結論から言うと、後悔2割・満足8割。
4年間ヒノキの無垢床と暮らした正直な評価です。
本記事では、小さい子どもと暮らす中で無垢床がどうなるか、という点も踏まえた上で正直にお話しします。



女性目線の意見も知られるよう、妻にもアンケートとりました
生活しているうちに後悔ポイントは出てくるものです。
しかし、無垢床の特性を知った上で選んだ人と、知らずに選んだ人では、同じ傷を見たときの受け止め方がまるで違ってきます。
- 大きな傷・へこみは元に戻せない
- 観葉植物の水やりで黒いシミができた
- 皮脂汚れを取らずにワックスをかけた
- 隙間のゴミが取れないときのストレス
- キッチンの傷とシミは、リビングの比ではない
この記事を読めば、フローリング選びで後悔しない選択をするための判断材料がそろいます。
さらに、「自分は無垢床に向いているのか?」がひと目でわかるチェックリストも用意しました。
後悔ポイントの解説を読んだ上で、ぜひ試してみてください。
- ヒノキ全館採用オーナーの正直な後悔ポイントと理由
- 妻(女性目線)の本音評価
- 樹種別・場所別の後悔あるある
- 後悔を防ぐためにやって良かったこと
- 自分が無垢床に向いているか診断するチェックリスト


- 無垢床・漆喰の家に暮らして4年目
- 自然素材の家づくりを実体験ベースで発信
- 後悔しない家づくりを施主目線でサポート
ヒノキの無垢床を全館採用した率直な感想
生活していくうちに出てきた後悔ポイント5つを、総合評価とあわせて紹介します。
後悔ポイント5選
① 大きな傷・へこみは元に戻せない
入居後1か月ほど経ったある日、スマホを床に落としました。大きなへこみが残り、大ショック。
水をかけて木を膨らませる方法で多少は戻りましたが、今も気にして見ればわかります。


最初に見たときは「やってしまった」とかなり後悔。
でも今は、他の傷が多すぎて気にしていられなくなりました。


玄関はとんでもない傷やへこみが…





よく口コミで見られる「家族の思い出」「味」と言われても、現実として傷やへこみが増えていくと心が痛みます…。
対策:オークやナラなど硬い樹種にする。
② 観葉植物の水やりで黒いシミができた


水やり後に床に落ちた水滴が、黒いシミになりました。こすっても取れず、今もそのままです。
水滴はすぐ拭き取る習慣を早めに身につけておけばよかったと思います。
他にも、知らないうちに子どもの涙の跡や飲み物の跡が染み込むことがあります。
対策:観葉植物の鉢の下にはトレーを敷く。床の水滴を無視せず、拭き取る習慣をつける。
③ 皮脂汚れを落とさずにワックスをかけた
無垢床の皮脂汚れとは、素足で歩いたときに足裏の皮脂や汗が床に付着してできた汚れのことです。


光が当たると皮脂汚れが気になり始めたタイミングで、ワックスをかけました。
ワックスをかければ皮脂汚れも目立たなくなると思ったのですが、大誤算でした。
結果、皮脂汚れがワックスの下に閉じ込められて取れなくなりました。


最悪研磨すれば取れますがかなり高額になるので断念…



専用クリーナーが売っているので、今後試してみます。
対策:ワックスをかける前に、必ず専用クリーナーで汚れを落としてからにする。
④ 隙間に入ったゴミが取れないときのストレス
床の隙間に入り込んだゴミは、爪楊枝やキリでかき出しています。


小さいホコリや食べかすなら対処できます。
ただ、子どもが嘔吐したときは手の施しようがなく、泣きたくなりました。
また、小さなアリが侵入し、隙間に入っていくのを見て絶望した経験もあります。
特にアリが入りやすい窓際は、入念に掃除することで対策するしかありません。
対策:定期的に掃除機をかける。特に窓際やキッチンの食べカスはアリやゴキブリの餌にならなように徹底的に掃除する。
⑤ 水回り(キッチン・洗面脱衣所)のキズとシミは、リビングの比ではない
水回りにも無垢床を採用しましたが、リビングとは比べ物にならないほど傷んでいます。
キッチンでは油ハネ・水ハネ・食べ物の落下で、キズやシミができやすいです。


キッチンに無垢床を採用したい場合、硬い樹種やシミが目立ちにくい樹種を選ぶと後悔が減ります。
ただし、完全に防げるわけではないので注意が必要です。
日焼けが気にならない方はキッチンマットを敷くのも一つの手です。
以下の写真は奥側が洗面、お風呂場前の無垢床。


写真、手前の床と比べて、水回りの奥の床の方が黒ずんでいます。水シミの集大成。



水回りだけ素材をタイルにしている人もいます
対策:樹種や素材を変える。タイルは掃除しやすいが冷たいのでスリッパ必須。
それでも後悔2割・満足8割
後悔ポイントをいくつも挙げましたが、総合評価は後悔2割・満足8割です。
理由は明確で、後悔を大きく上回るくらい満足度が高いからです。
- 一年を通しての足触りの良さ
- 今でも感じるヒノキの香り
- 目にやさしいナチュラルなインテリア
- 冬の朝に靴下なしで過ごせるあたたかみ
- 部屋の中の空気の心地よさ
- メンテナンスが意外に簡単な点
もう一度建てるなら、間違いなくまた無垢床を選びます。
無垢床を採用しなくて正解だった2か所
- トイレ
- 寝室
それぞれ見ていきます。
トイレ


後悔しないためにあえて採用しなかったひとつはトイレ。
子どもたちが用を足して万が一飛び散ってしまったとき、掃除が大変なのが目に見えていたのでタイルにしました。



トイトレ中は、なおさらタイルに助けられました
無垢床では使いにくいアルコール系の洗剤も、タイルなら気兼ねなく使えます。


サッと一拭きできて掃除もラクチンです。
寝室


もう一か所は寝室。
自然素材のいぐさ畳にしました。
布団を敷いていなくてもゴロンとくつろげる場所として選択しました。
結果、和室を取り入れることで、無垢床とのメリハリがつき、見た目も居心地も良いです。



機能面だけでなく、見た目のアクセントとしてフローリングの素材を変えるのも良いね
場所によっては「無垢床を採用しない」という選択が、後悔しないフローリング選びにつながることもあります。
どこに何を用いるかは、設計士やインテリアコーディネーターに相談に乗ってもらえば大丈夫です。
【妻の本音】女性目線で見た無垢床


「無垢床にしたい。でも妻が乗り気じゃない」——そんな方にこそ読んでほしいセクションです。
わが家でも、最初は妻が木の家に反対していました。
シンプルすぎるデザイン、お手入れの大変さ…いろいろ心配だったからです。
実際に暮らしている妻に、無垢床についてアンケートで本音を聞いてみました。


評価できる項目は★5段階で、その理由も一言で答えてもらっています。一部の項目は記述式で回答してもらいました。


子ども3人ありの主婦目線、忖度なしでお届けします。
① 足触りの気持ちよさ


木の香りと足触りが一体になった気持ちよさ。満足度は文句なしの ★5つ。
「木の香りがするのは幸福感に包まれますね!」という言葉が印象的でした。
② 夏・冬の快適さ


アパートのフローリングと比べて一番変わったこととして、「めっちゃ冷たいがなくなった。急激な温度差がなくなった」という答えが返ってきました。
特に冬の朝、素足で立ったときの感覚はフローリングとは別物です。
③ 傷・へこみへのストレス


ストレスはなかなか大きめのようです。
「家に強いこだわりがある人はメンタルがもたないかも」というインパクトが大きい一言。
傷を「許容できるか」は、無垢床の向き不向きの最大の分岐点です。
「家へのこだわりが強くない」タイプの方が、無垢床とは相性がいいかもしれません。
④ シミ・汚れへのストレス


妻も水回りは要注意だといいます。
「お風呂場だけはどうしても気になる。タイルの方が良かったな」という本音も出ました。
一方で「食卓はクリアマットのおかげでだいぶメンタルが保たれてます」という主婦目線の工夫が活きた事例も。


ダイニングテーブル下のクリアマットは、無垢床オーナーのマストアイテムです。
⑤ お手入れのしやすさ


「私はあまりやっていないけれど大変そう」とのことで星は最低の1つ。
わが家ではメンテナンスは主に夫(私)が担当しています。
無垢床の掃除やメンテナンスは意外に簡単で普段の掃除機がけ、たまに水拭きくらいしかしてません。
アパートの時と違うのは数年に一度のにワックスがけです。
お手入れをいつ誰がするかを事前に決めておくことが、夫婦間のストレスを減らすポイントかもしれません。
⑥ 見た目・インテリアへのなじみ


「家のものが3割増しで高く見える。おもちゃが散らかっていてもオブジェに見える時がある」そう。
インテリアにこだわらなくても、床が無垢であるだけで空間の格が上がります。
住んでみて初めて実感できることでした。
⑦木の家に反対だったのに、なぜ気持ちが傾いた?



最初はデザイン重視で木の家に乗り気ではなかったけど、その気持ちが変わった理由は?



家を建てるのは夫の夢だったので、希望を叶えてあげたいと思ったから。あとは自分にあんまりこだわりがなかったからかな
パートナーを説得するより、夢を語ることの方が大事なのかもしれません。(改めて感謝しかありませんでした。)
⑧無垢床にして「これは困った」と思った場面は?



値段が高かったぶんへこみや汚れが気になるかも。でも家にそこまで強いこだわりがないのとメンテナンスは夫がしているので私は困ってないですね。



(家に無頓着に見えるけどへこみや傷を気にしてたんか…)
結局のところ、メンテナンスを誰が担うかが満足度を左右しているようです。
わが家では夫である私が主に担当することで、妻のストレスを減らせています。
役割分担を決めておくことが、無垢床と長く付き合うコツかもしれませんね。
総合評価はなんだかんだで満点


「なんだかんだいいんだよね、最高。ありがとう」— 4年間暮らした妻の総合評価はこの一言でした。
傷も汚れも含めて、それでも「最高」と言ってもらえるなら、無垢床を選んだ甲斐があったと思っています。
樹種別・後悔あるある早見表


無垢床の後悔は、樹種によって傾向が大きく異なります。



柔らかい樹種ほど「傷・へこみ」、硬い樹種ほど「見た目の好みや冷たさ」で後悔が出やすいよ
近年人気の5種類の無垢床をまとめました。
パイン


硬さの傾向:かなり柔らかい
色目:明るめ、黄み・白っぽいが経年で飴色になる
後悔あるあるご:へこみ・傷・日焼けの変化が気になりやすい
スギ


硬さの傾向:柔らかい
色目:赤みや淡い茶系が多く、やや和風の印象
後悔あるあるご:へこみやすい、傷がつきやすい
ヒノキ


硬さの傾向:やや柔らかい
色目:明るい淡色、白っぽい〜薄い黄味があり経年で飴色になる
後悔あるあるご:傷が気になる、経年変化で見た目が変わる
ウォルナット


出典: commons.wikimedia.org/wiki/File:Walnut-solid-floor.jpg
硬さの傾向:硬め
色目:濃い茶色〜こげ茶で落ち着いた印象
後悔あるあるご:擦れや傷が目立つ、部屋が暗く見えることがある
オーク


硬さの傾向:かなり硬い
色目:明るいベージュ〜黄褐色で木目が強い
後悔あるあるご:硬さが強い、木目の好みが分かれる



子育て家族にはどの木がいい?
子育て家庭に一番無難なのはオークです。
硬くてへこみにくいため、子どものおもちゃ・走り回り・椅子の出し入れに比較的耐えやすいです。
二番目にオススメなのはウォルナットですが、色が濃くて落ち着く反面、擦れや傷は目立つことがあります。
スギ・ヒノキ・パインは足触りはやさしいものの、柔らかくてへこみやすいので、子育て用途では後悔の声が出やすいかも。



ペットを飼っている例はある?
知人がオークを採用しています。
「ネコを飼っているけど爪の傷がつきにくく、ついても目立ちにくい」と言っていました。
家の中で犬や猫を飼う場合はオークやクリ、ナラなどの硬めの樹種がいいでしょう。
- 足触りと温かさを重視したい → スギ・ヒノキ
- キズ・へこみへの強さを重視したい → オーク・ウォルナット
【診断】無垢床が向いている人・いない人チェックリスト
後悔ポイントと樹種・場所の解説を読んだ上で、自分に当てはまる項目をチェックしてみてください。
最後に診断結果が出てきます。



当てはまる項目にチェックを入れてね!
無垢床が向いている人・いない人チェックリスト
後悔ポイントと樹種・場所の解説を読んだ上で、
自分に当てはまる項目をチェックしてみてください。
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※ペットがいない方はチェック不要です
無垢床を扱うハウスメーカー・工務店を探すときは家づくり相談サービスを使うと効率的です。
私はLIFULL HOME’Sの住まいの窓口を活用しました。条件を伝えるだけで合う会社を紹介してもらえるので、自分で一社ずつ調べていた時よりも圧倒的に効率が上がりました。
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詳しい体験談は以下にまとめています。


まとめ
後悔2割・満足8割。
ヒノキの無垢床と暮らした正直な評価です。
私も妻も、傷やシミのストレスはゼロではありません。
しかし、後悔を上回る良さがあります。
- 素足で感じる気持ちよさ
- 経年で深まる色、風合い
- 旅行から帰ったときのヒノキの香り…
もう一度家を建てるなら、間違いなくまた無垢床を選びます。
無垢床が良かったと後から思い返しても、フローリングそのものを貼り替えるのは簡単ではありません。
本記事が、後悔しないフローリング選びの参考になると嬉しいです。
無垢床に興味を持った方は、次の記事もあわせてどうぞ。


実際に建てたオーナーとして、家づくりの特徴と注意点をまとめています。


「無垢床は高い」と感じている方に読んでほしい記事です。
無垢床を取り扱うハウスメーカー・工務店選びにはLIFULL HOME’Sの住まいの窓口が便利です。





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