ルンバを導入しようと考えたものの、

せっかくの無垢床が傷つくんじゃないか?
と不安になって導入をためらってしまっている方も多いと思います。
公式サイトやパンフレットには、以下のように記載されています。
しかし、実際のところ無垢床との相性は不明です。
そこで今回、2年間ルンバを使用した私の実体験をもとに、傷はどうなのか?自然素材の家との相性は?をメインに紹介します。
この記事は、
- これから自然素材の家を検討する人
- 無垢床にルンバを導入したい人
に向けて参考になるように経験談を踏まえ、シンプルかつ、要点をわかりやすくお伝えします。
Point 1:
ルンバによる傷はつきづらい
ルンバを検討する際、傷や壁を傷つけないか心配でしたが、工務店さんに確認したところ使用しても問題ないとのことで思い切って導入。


2年間使ってきた実感として、ルンバが走行したことによる傷は見受けられません。
それよりかは、コードありの掃除機を使っていた期間中、移動した際に柱にぶつけてつけた傷の方が多いです(笑)




ルンバが床と接触する部分は以下の写真の通り、3輪のタイヤとゴム製ブラシ(ローラー部分)、エッジクリーニングブラシの5箇所。


一般の掃除機が床と接触する部分は、3輪のタイヤとゴム製ブラシ(ローラー部分)の4箇所。


ナイロン製のエッジクリーニングブラシを除き、床に接触する部分はコードありの掃除機と変わらないですね。



壁や巾木にぶつかって傷がつくんじゃない?



そこはちゃんと計算して設定されているよ!
ルンバ公式サイトによると、センサー制御がついています。
センサー制御の他に衝撃を和らげる仕組みとして、ソフトバンパーがついています。
指で押してみるとバネのようにクッション製があり安心です。


大きく傷ついてしまった、あるいは、えぐりとられた、凹んだという実感はありません。
Point 2:
自然素材の家とルンバの相性
前提:使用しているルンバの機種
私が愛用しているルンバはこちら
[ルンバi7+ アイロボット(iRobot) i755060]
もともとコード付きの掃除機を収納していた棚に置いています。


無垢床との相性は良し
2年間使用した実感として、無垢床との相性はおおむね「良い」と言えます。
毎回ゴミのつみ残しがないとは言い切れませんが、「このロボット大丈夫か!?」という気になるレベルでの汚さではありません。
1点だけ難点を挙げるとすると、板と板の間の溝があるため、その隙間に挟まってしまったゴミは取りきれないことがあります。


普通の掃除機でも吸えるゴミはきちんと回収できるので気にならない程度ですが、どうしても気になる…という方は小さな箒でかき出す方法になります。
畳にも使えるが相性は素材による
公式カタログによると、畳も対応、と明記されていますのでルンバの使用は可能です。
しかし、カタログの片隅には、以下の注意書きがあります。
ルンバは「畳の目」を感知することはできません。畳の目に沿わない動きをするルンバが、ブラシの摩擦で畳を傷めてしまう可能性があることも知っておきましょう。


畳との相性は素材によります。
自然素材のい草を使った畳よりも、塩化ビニル製の畳の方が相性は良いです。
塩化ビニル性の畳とは、樹脂製の工業製品です。ゴムのような質感が特徴で、摩耗・傷に強く耐久性に優れています。
- い草(自然素材)の畳 →相性
- 塩化ビニル製の畳 →相性
わが家では、問題なく自然素材を使ったい草の畳(6畳)もきれいに清掃してくれていますが、基本は自分で掃除機をかけています。


ルンバには「ダストカットフィルター」と呼ばれる特殊フィルターが付いています。
目に見えないホコリやダニ、花粉などを99%という驚異的な数値で除去してくれます。



除菌の面で寝室との相性が良いので「掃除機とルンバの両刀づかい」がいいかも!
万が一、「畳は自分で掃除したい」「風呂場やトイレは入らないでほしい!」と思う方には…
「進入禁止エリア機能」がついている機種がオススメです!
購入前に下調べしておきましょう。(※本記事で紹介しているi7+にはついています)
Point 3:
クリーンベース(自動ごみ収集機)は必要か?
Point3つ目は、購入する前に知っておきたい+αのポイントです。
クリーンベースとは、自動ゴミ収集機能を備えた充電ステーションです。


場所をとる、値段が高い、という点から購入に悩みましたが、ズボラな性格からして毎回ルンバを分解してゴミを捨てに行くのは続かないと思ったのでクリーンベースも購入しました。
結論、買って正解です。
良かった理由は以下の2点。
週2、3回稼動、1年間使用したうち、クリーンベースのゴミパックを交換したのがわずか2回でした。


上蓋を開けてパックを取り除くだけ。セットも簡単です。これだけで半年ゴミ捨て要らず♪
クリーンベースの特徴まとめ
- 自動ゴミ収集:掃除後にルンバ本体のダスト容器を自動で空にし、紙パックにゴミを収集する
- 大容量収容:60日〜最大1年分のゴミを貯めておける
- 衛生的:密封型紙パックでホコリが舞い散らず、簡単に廃棄可能
ルンバ本体に溜めておけるゴミの量はそんなに多くなく、面倒なゴミ捨ての回数が圧倒的に増えます。


実際、本体だけ買った友人は、ゴミ捨てが面倒で後悔していました。
これから無垢の家を建てる方へ。
「クリーンベースをつけたベースルンバの基地(収納場所)」も併せて考えておきましょう。
参考までに、クリーンベースにルンバをセットした状態での大きさを紹介します。


高さ約39cm、奥行き約42㎝、幅約34㎝です。
クリーンベースのコードの長さは約1.5mです。
クリーンベースをつけることを想定していなかったため、収納スペースにコンセントをつけていませんでした。
そのため、写真のように一段上のコンセントまでコードを引っ張っていかなければならなくなり、コードがグニャ〜んと見た目が残念なことに…


収納スペースにはコンセントをつけておくのがベストです。
まとめ
ここまでルンバで傷はつくか、自然素材の家との相性はどうなのか、購入前のポイントについてみてきました。
この記事の要点まとめ
- 無垢床や壁、巾木に傷はつきにくい
- 無垢床との相性はおおむね良い
- 畳との相性は素材によるため要確認
- 収納スペースを確保した上でクリーンベースはあった方が便利
ルンバをかける前の部屋の整理整頓が少し面倒ではあるものの、家に帰ってきて掃除が終わっていることのメリットはかなり大きいです。


傷の心配はありましたが、新居で思い切って導入してよかったと感じています。
これから家を建てるにあたって無垢床を検討中の方、すでに無垢床だけどルンバを導入するか迷っている方の参考になると嬉しいです。
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