マイホームで誰もが一度は憧れる「書斎」。
- 「一人になれる空間がほしい」
- 「副業や在宅ワークなどの仕事に使いたい」
以上のように書斎を考えている人も多いと思います。
書斎は「作ってよかった」という声がある一方で、実は後悔や失敗もかなり多い空間です。
私は家づくりの中で、書斎を作ることはどうしても譲れない条件でした。
2階に約6畳の書斎をつくり、家にいる時間の多くはこの書斎で過ごしています。
この記事では、3年過ごした私が、書斎で「もっとこうすればよかった」と思うことを3つ紹介します。
さらに今回、書斎を作った人50人にアンケート調査を行いました。
アンケート結果から、みんなの失敗談12選を、実例付きで紹介します。
特に後悔の声が多かった「エアコンの必要性」や「コンセントの数・配置」については、アンケート結果とあわせて詳しく解説しています。
ぴろりん私の体験談と50人へのアンケート結果を公開します!
この記事を読むことで、「書斎を作ってから後悔する」リスクを大きく減らし、自分に合った、失敗しない書斎の作り方がわかります。
最後には書斎づくりで後悔しないためのチェックリストも用意しました。
ぜひ活用して、あなたにとって本当に心地よい書斎をつくってください。
わが家の書斎の後悔【3選】
まずは、実際に3年使って痛感した「わが家の後悔3つ」から紹介します。
- 後悔①エアコンをつけなかったこと
- 後悔②窓が大きすぎて掃除しにくいこと
- 後悔③コンセントが部分的に足りないこと
わが家の書斎は2階の寝室の隣にあり、広さは6畳です。


主に読書やコレクションを飾る趣味部屋で使っています。


私箱の書斎で「空調」「窓」「コンセント」で失敗しました。
一つずつ詳しく見ていきます。
後悔① エアコンをつければよかった
2階の書斎は、夏が灼熱地獄になるからです。
冬は小さなファンヒーターで十分でしたが、夏は扇風機だけではとても過ごせませんでした。
なぜ最初からつけなかったのか?
一番の理由は、2階の暑さを甘くみていたから。



窓開けるし扇風機でなんとかなるっしょ!と思っていました
実際は窓を開けても涼しい風が常に入ってくるわけでもなく、扇風機で生ぬるい風を浴びているだけ…
熱中症なのか頭がクラクラになって命の危険を感じ、3年越しの夏にクーラーを導入しました。
クーラーの選定、工事見積もり、日程調整などで使えるまで時間がかかりました。
唯一救われたことは、エアコン用のコンセントをつけておいたこと。
電気の配線工事が最小限に済み、難なくエアコンを後付けできました。
かかった費用(参考)
エアコン本体…約5万円
壁穴あけ+取り付け工事…約4万円
延長ホース+ホースカバー…約1万円
(合計およそ10万円)



壁に穴をあけて家の性能が落ちるリスク、購入や工事の手間を考えると後付けは大変⋯
後述するみなさんの後悔にも「エアコンを付けずに後悔した」という声が圧倒的に多かったので、書斎を考えている方は迷わずつけることをおすすめします。
後悔② 窓が大きすぎて掃除がしにくい
立地の長所を活かし外が見える書斎にしたくて、できるだけ大きな窓を採用しました。


わが家の書斎の窓はデスク2台分の幅があります。(横幅約1.7m✕高さ0.7mのすべり出し窓)



朝焼けの山や公園の木々を見ながらコーヒーでくつろぐ書斎は格別⋯なのですが、、、
問題なのは掃除がしにくいこと。
手を出して窓を拭こうとしても、半分くらいの面積しか拭けません。
届かないところはクイックルワイパーで拭きますが、部屋の中から手を伸ばしづらく完全にはきれいにならず…モヤモヤしています(泣)
デスクから見える風景はお気に入りなのですが、掃除の面で苦労しています。
後悔③ コンセントはあるのに、部分的に足りない
書斎のコンセントは、設置数は多めで正解でしたが、使う場所に差込口(口数)を集中させるべきだったと感じています。
コンセント自体は6箇所ありますが、デスク周りで使える口数が少なく、日常的に使う機器をつなぐには足りなかったからです。


当初は、ルンバの基地やカメラ用の防湿庫を置く予定で、部屋の別の位置にもコンセントを設けました。
ですが実際には計画通りにはならず、結果としてほとんど使っていないコンセントが3箇所あります。
一方で、PC・モニター・スマホ充電などを使うデスク周りの口数は常に足りない状態でした。



やりなおせるなら、コンセントの総数は減らさず、デスク周りの口数を多めにします
使っていないコンセントがあっても、「あとから使える余白」として、ないよりは確実にマシだと感じています。
使用頻度は低いものの、コンセントは掃除機やプリンタなど、たまに使う機器用として重宝するからです。
このあと紹介するアンケート結果を見ても、「数はあるのに足りない」「使う場所に集中していない」という声は多く、コンセント計画の難しさを改めて感じました。
みんなの書斎の後悔・失敗ポイント【12選】
① エアコンをつけなかった/効かない
② コンセントの口数が足りない
③ コンセントの位置が悪い
④ 思ったより狭く、圧迫感がある
⑤ 半個室・オープンスペースにして周りが気になる
⑥ 防音を考えていなかった
⑦ 窓が大きすぎる・位置が悪い
⑧ 暗い・換気が悪い
⑨ 収納や部屋の色味で圧迫感が出てしまった
⑩ デスクサイズ・造作が合わない
⑪ 使う想定が甘かった/物置化した
⑫ そもそも書斎がいらなかった
それではひとつずつ詳しくみていきます。
※回答者のリアルな声を尊重するため、可能な限り原文のまま掲載しております。誤字脱字や言い回しの微調整しています。
① エアコンをつけなかった/効かない


エアコンの設置に関することが、最も多かった後悔ポイントでした。
「狭いから不要」「使う頻度が少ない」と判断し、エアコンを設置しなかった結果、夏は暑く、冬は寒くて使えない書斎になったという声が多数ありました。



実際私も後悔ポイントNo.1が
エアコンをケチったことです
以下はアンケートに答えてくれたみなさんの声です。
部屋が狭いため、エアコンは必要ないだろうと、設置しない想定をしていましたが、狭いために余計に部屋が暑くなり、エアコンが無いと夏に居ることができませんでした。(家の中で一番暑い)
試行錯誤の上、窓用エアコンを無理矢理加工して設置することで過ごせるようになりましたが、電気代が割高なのと、騒音が大きいので、初めから通常のエアコンを設置しておけばよかったと後悔しています。(40代男性/完全個室)
半個室の作りにしてコの字型にしてしまった為に夏は朝日で熱が籠り冷房が効かず日中はとてもじゃないが使えない。(40代女性/半個室)
空調もリビングのエアコン頼みなんですけど、囲ってるせいで風がこなくて夏は普通に暑いです。サーキュレーター必須ですね。(30代男性/オープンスペース)
個室、半個室、オープンスペース全ての部屋タイプでエアコンの後悔が出ていました。
特にオープンスペースの場合、エアコンを設置していても熱がこもったり、設置場所が遠かったりして空調効果が得られない意見もあります。



個室、半個室はエアコン必須と
言っても大げさではないです
また、エアコンを付ける場所も要注意です。
エアコンの風が直撃することです。
2.5畳ほどの狭い部屋に通常の6畳用エアコンをつけたため、一番弱い設定にしてもすぐに部屋が冷えすぎてしまい、風も体に直接当たる位置なので長時間の作業がつらいです。(30代男性/完全個室)
(エアコンの)場所が悪く、冷暖房の効果が少なく衣服で補うようにしている。部屋が狭く感じる。(60代男性/オープンスペース)
デスクとエアコンの位置関係も、間取り提案の時点でしっかり確認が必要です。
▶ 後悔しないために
- 迷ったらつけておく(後から工事はコストだけでなく手間がかかる)
- デスクとエアコンの位置関係を確認する
② コンセントの口数が足りない


PC・モニター・スマホ充電・Wi-Fi機器など、想定以上に使う機器が多く、口数不足になるケースが目立ちました。
足元に付けすぎて、抜き差しがいちいち机の下に潜らないといけないのが面倒です。
デスクの天板の上とか、もっと手元に付ければよかったと毎日思ってます。モニターとPCとスマホ充電でもう埋まっちゃうので。
(30代男性/1.5〜2畳/半個室)
パソコンや電子機器を多く使うためコンセントが足りないので、延長コードを使用しているが見映えが悪い。
(50代男性/4.5畳以上/完全個室)
全然足りないです!PC繋いだらもう終わりで、スマホの充電とか、冬場に足元のヒーターを使いたい時にタコ足配線になっちゃってます。掃除機かける時もコンセントが遠くて不便です。
(50代女性/2.5〜3畳/オープンスペース)
部屋のタイプや広さにかかわらず、コンセントが足りなくて後悔している意見が多かったです。



デスク周りはつなぐ機器を多く見積もっておくと安心ですね
▶ 後悔しないために
- デスク周りは口数を増やす
- ちょっと多いかな?と思うくらいがベスト
③ コンセントの位置が悪い


口数は足りていても、使いたい場所にないことでストレスを感じているケースも多く見られました。
数は足りてるんですけど位置が悪いです。机の奥のほうにあって、ACアダプタが大きいと刺さらなかったりします。
延長コードが床を這ってて見た目がちょっと残念な感じになってます。
おしゃれな空間にしたかったんですけど、結局物置みたいになっちゃってて。
(20代女性/在宅ワーク)
線が邪魔になるため、2箇所に作ればよかった
(60代男性/副業)
他にも「机の下に潜らないと抜き差しできない」「抜き差しを繰り返す」という声もあります。
日常の小さな不便が積み重なって出てきた後悔です。
▶ 後悔しないために
- 何のプラグをどこに刺すかイメージする
- 図面の時点で位置の把握をしておく
わが家では壁一面につき、必ず一つコンセントをつけておきました。
④ 面積が足りず、思った以上に狭かった


「1.5〜2畳あれば十分」と考えて作ったものの、実際に机・椅子・収納を置くと、動線がほぼ消えるケースも。
2畳弱でも何とかなるだろうと思っていたのですが、実際に机と椅子を置くと動線がかなり窮屈でした。
特に意外だったのが、プリンターや書類一時置きなどサブの置き場が確保できず、結局リビング側にあふれてしまった点です。(20代男性/1.5〜2畳)
狭くて窓もないので圧迫感があり、更には次第に収納性が悪くなっているのは後悔しています。
(40代男性/完全個室)
他にも、思ったより狭くて窮屈という声も多く届いています。



狭いと答えた人の5人中3人が、
2畳以下でした。
図面上は2畳でも、デスク・椅子・収納を置けば、人が動ける余白は想像以上に減ります。
その結果、イメージしていた広さと、実際の使い心地にズレが生まれます。
3畳以上あるのに狭いと答えた人は、家具や収納を多くしすぎたことによるものです。
▶ 後悔しないために
- 畳数だけでなく「動き」をイメージする
- 収納や棚を置いた「完成形」で考える
⑤ 半個室・オープンスペースにして周りが気になる


音の後悔には、「間取り・配置の問題」と「防音・仕様の問題」の2種類があります。
まず最初は、半個室・オープンスペースにして周りの音や気配が気になる、という「間取り・場所の問題」です。
一人でパソコンでゲームや動画を見るのに作ったがあまり使う事がなかった。
個室であればよかったのかもしれないが子供たちがいるので集中できない。
(40代男性/オープンスペース)
オープンな空間なので、仕事中も洗濯機回さなきゃとか夕飯どうしようとか家事のことが目に入ってきちゃって、いまいち集中しきれない時がありますね。
(40代女性/オープンスペース)
やっぱりケチらずに完全個室にするべきでした。
リビングの一角を壁で囲っただけの半個室なんですが、家族がテレビを見てると音が丸聞こえで集中できません。
あと、Web会議中にお客さんに子供の泣き声とかが聞こえてないかヒヤヒヤするのが精神衛生上よくないです。
(30代男性/半個室)
リビング横や仕切りだけの書斎では、家族の声やテレビ音が入り、集中しづらいという後悔が見受けられます。
▶ 後悔しないために
- 防音性が気になるなら個室一択
- 半個室、オープンスペースを優先するならイヤホンや耳栓で対策
⑥ 防音を考えていなかった


もう一つの音の後悔「仕様の問題」です。
完全個室でも、防音対策をしていないと意外と音が気になるという声がありました。
公園に面しているため、会議中でも子どもの遊ぶ声などが音声に入ってしまうので、会議の時は使えない。
(40代女性/完全個室)
完全個室にしたものの、リビングの隣にあるため、子供の走り回る音やテレビの音が意外と聞こえてきて、Web会議中に気を使うことがあります。もう少し防音にお金をかければ良かったです。
(30代男性/完全個室)
性能の問題になると後から付け足すことが困難なので注意が必要です。



寝室近くに書斎を作る場合、夜間や早朝に使う場合、家族への気遣いがストレスになることも。
個室にしたが寝室につながっているため、家族が就寝後は自分が出す音がうるさくないか気になる。
(30代女性/完全個室)
▶ 後悔しないために
- 防音性の高い断熱材を使う
- 寝室・リビングの隣は避ける
⑦ 窓が大きすぎる・位置が悪い


明るさを優先して大きな窓を採用した結果、掃除・西日・日焼けに悩まされるケースが見受けられます。
西日がモロに入ってくる位置に机を置いてしまったので、夕方になるとモニターが見えづらくて仕方ない。カーテン閉め切って作業してます。(50代男性/完全個室)
窓から日差しの明かりを取り入れましたが、逆に畳が日焼けして困っています。(40代男性/半個室)
「結局カーテンを閉めっぱなし」という声も多数あり、理想と現実のギャップが出やすいポイントです。
▶ 後悔しないために
- 遮光を考慮した窓配置にする
- 窓は最小限にする
⑧ 暗い・換気が悪い


クローゼット転用や小スペース書斎で多い後悔。
暗いうえに、空気がこもって長時間使いにくいという声がありました。
キッチンの横にパントリー兼書斎みたいなスペースを作ったんですが、料理の匂いがこもるのが気になります。
(50代女性/オープンスペース)
照明も雰囲気重視で暗めにしたんですが、最近目が悪くなってきたので、もっと明るい照明にすればよかったと後悔してます。(50代男性/完全個室)
また、オンライン会議では顔映りが悪いという意見も。
元々クローゼットだった場所を無理やり書斎にしたので、とにかく空気がこもります。窓がないから暗いし、Zoomとかで顔映りが悪くなるのが地味に嫌ですね。(20代女性/完全個室)
照明に関して、特にZoomなど使う場合、白色球(寒色系のライト)にするとよいです。



私の書斎は暖色系なのですが、妻が仕事で使った際、「顔が暗く映ってしまう」と言っていました
▶ 後悔しないために
- 明るい照明(リモートワークする人は白色ライト)を使う
- 小さくてもいいので窓や換気口を設ける
⑨ 収納や家具で圧迫感が出てしまった


部屋のサイズは良かったものの、収納量が部屋の広さに対してオーバーしてしまい、圧迫感が出たケースも。
スペースが限られている中で収納を増やそうとした結果、少し窮屈に感じることがあります。(30代女性/3.5〜4畳)
張り切って本棚をたくさん作りつけたんですが、奥行きがありすぎて逆に圧迫感が出てしまいました。部屋が狭く感じます。(50代男性/3.5〜4畳)
圧迫感の他の理由として、「クロスを暗めにしてしまったから」や「窓を作らず暗いから」という人もいました。
▶ 後悔しないために
- 部屋が広いからといって家具置きすぎは危険
- 明かりはできるだけ明るめを選ぶ
⑩ デスクサイズ・造作が合わない


造作家具を取り入れたものの、実際の使い方に合わず後悔した人も。
天井までの高さがある造作収納棚を採用しましたが、奥行きがありすぎたため、奥のものが取り出しにくく、デッドスペースになってしまいました。
(50代男性/2.5〜3畳)
結局、ダイニングテーブルで作業してることも多くて、わざわざ造作デスク置く必要あったかな?と思うことも正直あります。(50代女性/オープンスペース)
せっかくお金をかけてつくる造作家具なら、満足できるものにしたいところです。
▶ 後悔しないために
- 本当に使うものだけを厳選して収納する
- 収納量に加え「取り出しやすさ」も考慮する
⑪ 使う想定が甘かった/物置化した


「たまに使うつもり」で作った結果、気づけば物置や荷物置き場になっていたという声もありました。
当初は趣味で使うつもりが実際に作ってみると自身の場合は用途がほとんどありませんでした。副業で行っている自動車パーツの製造のスペースになっており、電動工具を使ったり塗装作業もするので、真逆の使い道になってしまっています。(50代男性/用途:副業)
リモートワーク用にと思ったが、想定したより使用頻度が少なかった。
(30代女性/用途:リモートワーク)
▶ 後悔しないために
- 「何のために」「いつ使うか」を細かく想定しておく
- 書斎に入れる家具や収納ケースを想定して広さを決める
⑫ そもそも書斎がいらなかった


あまり深く使うことを想定せずつくってしまった、リビング・ダイニングで十分だったという声がありました。
2階に上がるのが面倒になった。デッドスペースなので掃除などもめんどくさいし妻も近づこうとしない。必要なかったかなと思ってます。(50代男性/用途:リモートワーク)
他には、育児で書斎を全く使えない、や、3階に書斎をつくって本を持ち運びするのが面倒、など、生活スタイルが変化して使わなくなったケースもありました。
▶ 後悔しないために
- とりあえず作ることはオススメしない
- 使うモノが多ければなるべく低層階につくる
後悔・失敗ポイント12選まとめ
ここまで「みんなの書斎の後悔・失敗ポイント12選」を見てきました。
改めて全体を振り返ると、後悔の内容にはいくつかのはっきりした傾向が見えてきます。
- エアコン・コンセントなど、設備まわりの後悔が特に多い
- 「狭さ」「音」「明るさ」など、図面では気づきにくい体感の後悔
- 使い方を深く考えないまま作り、物置化・不要になったケース
つまり、書斎の後悔は「仕上がりが悪かった」というより、計画段階の想定不足から生まれていることがわかります。
では実際に、どの後悔が多く、どんな条件の人ほど後悔しやすかったのでしょうか。



50人アンケートの結果をもとに、特に多かった「設備まわりの後悔」の考え方をデータで見ていきます
設備まわりの後悔で最も多かったのは「エアコン」と「コンセント」
50人のアンケートを集計すると、後悔として特に多かったのが設備(エアコンとコンセント)に関する内容でした。
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エアコンとコンセントが上位を占めていることがわかります。
それぞれ詳しくみていきます。
エアコンで失敗しないための考え方


書斎エアコンの後悔で多かったのは「効かなかった」よりも「そもそもつけなかった」 という回答でした。
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エアコンは最初につけるかどうかで書斎の快適さを決定づけます
完全個室と半個室・オープンで後悔の質が違う
以下のグラフは「部屋のタイプと後悔理由」の関係です。
部屋タイプ別に見ると、後悔の質の違いが、驚くほどはっきり出ていました。


完全個室では「つけなかった」という後悔が多かったです。
私の場合もこちらでした。



個室の人12人中、10人がつけずに後悔しています
一方、半個室・オープンでは「効かなかった」という後悔が目立ちました。
エアコンの後悔は畳数よりも部屋の作り方で左右されると言えます。
在宅ワークで使う人は空調に特に注意
最後に、用途別で見てみます。
空調で後悔している人のうち、6割以上が在宅ワークの人でした。
在宅ワークでは「多少我慢する」が通用しにくいため、空調計画の重要性が高くなります。
仕事や副業などで集中力が必要となる作業をする場合は注意してください。
エアコンの後悔は性能の問題よりも、部屋のつくり方や使用用途が原因になっているケースが多いことがわかります。
ではどう対策すべきか?対策をまとめます。
エアコンまとめと対策
個室の場合の対策
(後悔の中心:つけなかった)
- 在宅ワークで 毎日数時間使う場合、つける価値大いにあり。
- 趣味・たまに使う場合、 つけない選択もあり。ただし、後付けすることを前提に専用コンセントのみ設置することを推奨。
- 迷ったら本体は付けず、エアコン専用コンセントだけ用意。



迷ったら設備を先行投資しておくことで後付けの保険になります
半個室・オープンの場合の対策
(後悔の中心:効かなかった)
- リビング空調の影響を受けやすいため「書斎専用で冷やそう」と考えない。
- 書斎だけを冷やすのは構造的に不利。
- サーキュレーターを使用する。



半個室・オープンの場合、部屋ではなく「人」を冷やす発想を中心に。
書斎エアコンで後悔しないためには、「どんな空間で、どう使うか」を先に決めることが大切です。
個室なら「使うかどうか」、半個室・オープンなら「どう工夫するか」。
この視点を持つだけで、エアコンの後悔は大きく減らせます。
コンセントで失敗しないための考え方


「数が多ければ安心」とは限らない
最初に見ていただきたいのは、コンセント数は足りているかどうかのグラフです。
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1〜2箇所では「足りない」と感じる人が多い一方で、3〜4箇所、5〜6箇所と増えるにつれて「足りている」と感じる割合は高くなっています。
ただし、数を増やせば必ず満足できる、というわけではありません。
畳数だけで決めるとズレやすい
次に、畳数に対してコンセントが足りているかを見てみると、少し意外な結果がわかります。
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4.5畳以上の比較的広い書斎でも、「足りない」と感じている人が一定数いるのがわかります。
一方で、2〜3畳程度の書斎でも「足りている」と感じている人はいます。
つまり、
畳数が広い=コンセントが足りる
狭い=足りない
とは一概に言えません。
「用途」から「位置と口数」を考えるのが重要
最後に、用途別に見たコンセントの満足度です。
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在宅ワーク、趣味、副業すべての用途において、「足りている」と答えた人がいると同時に「足りていない」と答えた人も一定数いることがわかります。



どの用途でも足りている/足りていないと感じる人は同じくらいいるんだね
特に用途が在宅ワークの場合、
PC
モニター
スマホ充電
Wi-Fi機器
などで常時4口以上が埋まるケースが多く、「数はあるのに位置が悪い」という声も目立ちました。
コンセントまとめと対策
この3つの結果から言えるのは、コンセントは「数」や「畳数」だけで決めるものではないということ。
大切なのは、以下の2つを先に考えることです。
- その部屋を何に使うのか
- どこに座って、何を同時に使うのか
どの用途でも、使う位置を想定して配置することが後悔しない最大のポイントになります。
「書斎って、そもそもいらない?」という本音
アンケートの中には、「書斎がいらなかった」という声も確かにありました。
ただ、その多くは、
使い方を深く考えずに作った
生活スタイルが変わった
目的があいまいだった
といったケースです。
書斎そのものが悪いのではなく、「自分に合った書斎」になっていなかったと言えます。
次の章では、ここまでの後悔を踏まえて、書斎を作る前に必ず確認したいチェックリストをまとめます。
書斎を作る前に必ず確認したいチェックリスト


最後に、今回の実体験とアンケート結果をもとにした後悔しないためのチェックリストをまとめます。
1) 書斎の目的
□ 何に使う?(在宅ワーク/副業/趣味)
□ 週にどれくらい使う?(頻度と時間)
2) エアコン
□ 個室なら「基本つける」で検討した
□ 半個室・オープンなら「効かせ方」(風の通り道/サーキュレーター)まで考えた
□ 迷うなら「専用コンセント」だけ先に用意する前提にした
3) コンセント
□ デスク周りの口数を多めにした(PC・モニター・充電・Wi-Fi想定)
□ 抜き差しが楽な位置にある(机下にもぐらない)
□ 家具で塞がらない位置か図面で確認した
4) 広さ
□ 「畳数」じゃなく、デスク+椅子を引く+通路で成立するか見た
□ プリンタ・書類一時置きなど“サブ置き場”も想定した
5) 音
□ Web会議するなら、半個室/オープンで耐えられるか判断した
□ 完全個室でも、寝室・リビングの隣なら対策(配置 or 防音)を決めた
6) 窓・明るさ・換気
□ 窓は「西日・日焼け・掃除」まで想定した
□ 窓なしなら、照明の明るさ+換気を考慮した
7) 最後の一問(いらない?の対策)
□ 「なくても困らないか?」を一度考えた(迷うなら小さく作る)
ぜひこのチェックリストを活用してください。
まとめ:
後悔しない書斎は知ってから作る
書斎の後悔は、ポイントを抑えておくだけで事前に防げます。
- エアコン(つけるor効かせ方を決める)
- コンセント(口数×位置を用途から逆算)
- 使い方の想定(頻度や使用目的)



ここまでを踏まえて、私が最後に家づくりのときに出会った、印象に残った言葉を紹介します
ある工務店社長の言葉が、妙に刺さりました。
書斎に必要なのは、“広さ”じゃない
部屋をまるごと一つ用意しなくてもいい。
1畳でもいい。天井が低くても、窓がなくてもいい。
大事なのは、そこが「自分の場所かどうか」。
気に入った椅子があって、読んだ本をそのまま置いておけて、
人に見せる必要のない、小さなこだわりが詰まっている。
そういう空間は、年を重ねるほど、じわじわと効いてくる。
数字やデータは、失敗を減らすヒントをくれます。
でも最後に決めるのは、「自分にとって心地いいかどうか」です。
これから書斎をつくる人が、「つくってよかった!」と思える空間になりますように。









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