毎日の食べこぼしは無垢床の天敵です。
こぼしてすぐ掃除できれば良いのですが時間に追われる毎日でついつい後回しにしがち…
そんな悩みを解決してくれるのがダイニングテーブルの下に敷くクリアマット。

せっかくの無垢床にマットを敷くのはちょっと…
と、クリアマットの使用をためらっている方も多いのではないでしょうか。
実は私もかなり迷いました。
なぜならマットを敷くことで無垢床の良さを損ねるのが嫌だったから。
しかし、使用して1年半経った今、敷くべきか敷かないかを聞かれたら120%「敷くべき」と答えます。
景観を気にして敷かなかった時の後悔よりも、敷いた時のメリットの方がはるかに大きいからです。
今回は、私が実際に使用しているクリアマットをもとに、メリット・デメリットを交えてお伝えします。
- 新築で無垢床をきれいに保ちたい人
- 食べこぼしを毎回掃除したくない人
- 食べこぼしが多いと言われる3歳〜12歳の子どもがいるパパ・ママ
使用しているクリアマットについて
わが家で導入したクリアマットはこちら
「汚れてもサッと拭けるクリアマット ダイニング用」


新居への引越しに合わせて購入しました。
購入時点で4種類のサイズを選べますが、それでもサイズが合わない時はハサミやカッターで切ることができます。
ハサミでは少し切りにくかったため、カッターで切るとまっすぐ綺麗に切ることができます。
クリアマットを敷くことで食べこぼし対策はバッチリ。
メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
クリアマットのメリット3選
メリットは以下の3つです。
クリアマットのメリット
- 食べこぼしもサッとひと拭きで綺麗になる
- 汚れを放置してもシミにならない
- 空間に馴染み、景観を損ねない
ひとつずつ詳しくみていきます。
食べこぼしもサッとひと拭きで綺麗になる
ツルっとした材質(軟質塩化ビニル)でできているため、ティッシュでひと拭き、ふた拭きするだけで簡単に汚れを取ることができます。
無垢床に直接汚れがつかないのはストレスフリーです。
汚れを放置してもシミにならない
どんな床にしろ汚れに気づいたらすぐに掃除するのが理想です。
しかし、忙しい朝や、夜に寝かしつけを優先させる時はつい後回しにしてしまいがちですよね。
こぼされたことを知らないまま出かけることもザラにあります。
クリアマットから広がることはなく、浸透もしないため、シミになるのを防いでくれます。
下の写真はコーヒーをこぼしたとき。


コーヒーがタラ〜っと広がってくることはなく、しっかり受け止めてくれています。
もちろん浸透もしません。
子どもの食べこぼしだけでなく、大人もついついこぼしてしまうことがあります。
わが家は何度クリアマットに助けられたことか計り知れません…(笑)
空間になじみ、景観を損ねない


「景観が悪くなるのでは」と最初心配していましたが、クリアマットが無垢床の空間にうまく馴染んでくれているため、正直そこまで気になりません。
クリアマットのデメリット3選
クリアマットのデメリットを3つ解説します。
クリアマットのデメリット
- 床の色の明暗差ができる
- 床に密着するまでに時間がかかる
- 無垢床本来の気持ちよさが感じられなくなる
ひとつずつ詳しくみていきます。
床の色の明暗差ができる
無垢床にマットを敷いたときに起こる最大の特徴です。
クリアマットを敷いた部分と敷いていない部分ではっきり明暗さができてしまいます。
我が家の場合ヒノキですが、マットを敷いた部分だけ白いです。


ヒノキやパイン材のように色味が増していくもの、また、ウォルナットやアッシュのように明るさが増すもののように、無垢材によって色の変化はまちまちですが、クリアマットの影響は避けられません。
この明暗差さえも無垢床ならではだと割り切れる、あるいはずっと敷いているから気にならない、と思えるならクリアマットは良い選択になります。
床に密着するまでに時間がかかる
この記事で紹介している「汚れてもサッと拭けるクリアマット ダイニング用」は、ロール状でダンボールに入って発送されてきます。
ロール状から伸ばして敷きますが、マット反りがなかなか戻らず、完全に密着するまでは1ヶ月ほどかかりました。当時3歳の子どもがマットの反りに躓きやすかったので、椅子で押さえていました。
購入した際には転倒対策が欠かせません。
販売サイトのレビューにもマットの反りやヨレのことが言及されていますが、完全に密着すると浮いてくるようなことは全くなく、きちんと床にフィットしています。


無垢床本来の気持ちよさが感じられなくなる
無垢床本来の良さは、夏はサラッとしていて冬はあたたかみがあること。
ビニル製のクリアマットの質感は、無機質さがあるため最初は違和感があります。
慣れてしまえば気にならなくなりますが、夏場のクリアマット直に触れる足裏は多少暑苦しいな、と感じます。
購入のベストタイミング
早ければ早いほど良いです。これから引き渡しの方は家具を搬入する前がベストです。
家具を搬入した後だとテーブルを動かす際に傷がついてしまう可能性があります。
家具搬入後の人は、いちど床を綺麗に掃除した後、最低でも2人以上でマットを設置しましょう。
(私は家具を移動させるところから一人でやろうとして家具を動かすのに大変苦労しました。笑)
まとめ
メリット・デメリットまとめです。


無垢床は自然素材であるがゆえに、汚れが染み込みやすかったり、溝にゴミが溜まりやすかったりという弱点があります。
そんな弱点がある無垢床に直接汚れがつかない、毎日の食べこぼしによる掃除のストレスから解放されるのは大きいメリットと言えるでしょう。
大人でもパンくずや飲み物をこぼします。無垢材にある程度コーティングが施してあるとはいえ、シミがついてしまうと落とすのに苦労します。



無垢床についたシミや汚れは
あとから落とすのが大変だよ
マットを取り外した時の色の明暗差が気がりなものの、敷かなかったときのストレスの方がはるかに大きかっただろうな、と感じています。
毎日、家事・育児に携わっている妻も、「クリアマットがなかったら…と考えると恐ろしい」と言っています。
無垢床を保護したい、食べこぼしで汚れに悩みたくないという方の参考になると嬉しいです。
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